ご依頼内容:土地開発の計画をするために地形調査をしてほしい。
場所:三重県いなべ市
測量範囲:約8ha
測量作業日数:下見1日、測量1日(準備に要した時間は除く)
測量方法:レーザー測量(今回のご依頼は樹木の下の地形データが目的なので「写真」ではなく「レーザー」で測量を行いました)
作業内容と流れ
①準備
まずは測量場所上空をドローンが飛行することについて飛行許可の取得や関係各署に事前確認を行います。
次に現場の下見。発注者様と待ち合わせ、調査範囲を歩きます。
この際に、より詳細な測量範囲の確認をして、飛行にあたっての障害物とその高さの確認を行います。
今回の現場の障害物は高さ45メートルの鉄塔と電線でした。
また、敷地所有者や近隣住民の方々へのドローンを飛行させることに関しての通知方法を確認します。
これらを踏まえて飛行計画を組みます。
この現場の飛行計画は地形フォローなしの対地高度55メートル、レーザー測量をパターンを変えて2回観測で計画を組みました。
飛行計画の設定は「Pilot2」で設定。現場に合わせてレーザーの測距パターンなども設定します。
②測量
事前に天候、風速などの気象条件を確認し、dipsへの飛行の通報などを済ませて測量にのぞみます。
今回の現場は8haと広い現場でしたので飛行にあたっての補助員を5名用意しました。
各補助員は常にドローンを監視できる状況を作り、報告連絡ができる体制を準備します。
機材の点検などを済ませ測量作業に入ります。
測量作業が終わったら飛行後の機材点検、簡易的にデータの確認を行い現場作業を終えます。
③データ解析
データ解析は「DJI Terra」というソフトを使用して行います。
解析した点群データです。
最近のアップデートによりグランドデータとその他のポイントデータを自動分類する機能が追加されました。
画像左側がすべての点群を表示
画像右側がグランドデータのみを表示
この機能によりDEMデータ(植生や建築物など 取り除いた地表)や等高線のデータも解析できます。
画像左側がDEMデータ
画像右側が等高線データ
今回の現場の成果は以上のデータをご指定のデータ形式に合わせて納品させていただきました。